今年のアイビスＳＤは例年よりも難しい感じがします（と言っても例年も当たっていませんが）。千直というと外枠というのが定石ですが、開幕週なので馬場的にはそれほど有利不利は無さそうです。とはいえ、やはりラチを頼って真っ直ぐ走れる点はロスが無くていいですよね。
◎⑥マリアズハート（菊沢）
散々迷いましたが、前哨戦の韋駄天Ｓの上位馬を素直に信じることにして、その韋駄天Ｓ１着の本馬を本命にします。斤量は1kgだけ増えて55kgですが、それでも今年は軽量の３歳牝馬がいませんので軽いほうです。菊沢騎手とのコンビでは、ルミエールＡＤと韋駄天Ｓの２勝を千直で上げているのですが、そのいずれもが16番という外枠だった点は少し引っ掛からなくもないですが、そんなこと関係なく赤枠６番での勝利を期待します。
○⑯ビリーバー（杉原）
千直というとやっぱりミルファームの馬が気になります。同馬主ではジュニパーベリーとトキメキも出ていて取捨に迷ったのですが、やはり一昨年の当重賞３着と、前走韋駄天Ｓ４着の実績を買って、杉原騎手とのコンビで馬群を捌いて上がって来る当馬を２番手評価にしました。とはいえ脚質的には後ろからになってしまうので、進路が空くかどうかという点が鍵になりそうです。
▲①ライオンボス（坂井）
３年連続で連対中ですが、さすがに58kgを背負って４年連続は厳しいでしょう、というのが大方の見方かと思います。これまでは必ず韋駄天Ｓを使っていたところ今回は外傷で回避している点も気になります。とはいえ、昨年は１枠１番のバカラクイーンが内ラチ沿いを走って大穴を開けていますし、同様に内ラチ沿いの経済コースを走れば斤量の差は帳消しに出来そうにも思います。人気も落ちているので逆に押さえたい一頭です。
△⑰シンシティ（富田）
サウスヴィグラス産駒でこれまでダート路線でしたが、前走で初めて芝の韋駄天Ｓに挑戦して３枠５番から３着と適性を見せました。今回はそこから斤量2kg増の54kgになりますが、枠番は８枠17番と絶好です。鞍上も前走に引き続き富田暁騎手なので韋駄天Ｓと同等レベルのパフォーマンスは見せてくれるのではないかと思います。
△⑤ロードベイリーフ（西村）
韋駄天Ｓ２着なのですが人気が無いですね。脚質的に後ろからの競馬になるのと、ＣＢＣ賞を使っているのが嫌われたでしょうか。ただ人気が先行馬に集まるならば、逆にビリーバーや当馬のような後ろから伸びて来る馬の台頭があってもいいように思います。西村騎手は先日イベリスで重賞を勝っていますし、ここも人気薄から一発（といっても３着入線）を期待します。
買い目：三連複６点 ⑥－①⑤⑯⑰
