土曜札幌芝のレース傾向を見ると逃げ、先行馬が多数馬券になっていますね。そうなると多少速くても前が残る展開と見て予想を組み立てます。とはいえ、その中で軸を決めるのが難解な一戦。
◎⑩ソダシ（吉田隼）
１番人気なので軸はやめようかと思ったのですが、どうしても逃げ馬から軸を選べず、展開的に利を得そうなこの馬を軸にします。やはり前が速くなりそうなので、前に行った馬が数頭残るにしても、先行番手から脚を伸ばして来る馬にも向きそうで、そう考えるとソダシの白毛の馬体が伸びて来るイメージが湧きます。確かに距離的には長いのですが、昨年も勝っている舞台で札幌２歳Ｓの勝ち馬でもあるので距離関係なくコース相性抜群です。前走ヴィクトリアマイルは予想以上の強い勝ちっぷりで馬の成長も伺えるので、ここで凡走は無いと見ます。
○③パンサラッサ（吉田豊）
やはりハナを切るのはこの馬かと思いますが、同枠のジャックドールもいるのでスタートからのペースが速くなるのが心配です。前走宝塚記念のようなハイペースでは持ちませんが、中山記念を好タイムで逃げ切っているように、コーナー４つのコースでの逃げ実績が他馬より勝っています。吉田兄弟のワンツーを期待します。
▲④ジャックドール（藤岡佑）
正直なところ、パンサラッサとどちらかを最初は軸にしようと思ったのですが、決めきれずにソダシにした次第です。５連勝で迎えたＧⅠ大阪杯は流石に逃げ切れませんでしたが、それでも掲示板の５着を確保しました。二千メートルの金鯱賞をレコードで逃げ切っているように距離適性はありますが、如何せん左回りの大箱競馬場での実績に長けているので札幌小回りコースがどうでしょうか。
△⑪ユニコーンライオン（坂井）
忘れてはいけないもう一頭の逃げ馬です。ＧⅡはＧⅢよりも実績馬が来る印象なので、宝塚記念２着のこの馬は侮れないと思います。鳴尾記念１着から宝塚記念と２戦続けて逃げて好走しており鞍上はいずれも坂井騎手です。今回、２枠２頭が後続を離した場合に、次に来るのはこの馬と思われ、マイペースで番手追走からの粘り込みもありそうです。一口馬主界隈で話題のNo Nay Never産駒というのも気になります。
△⑭ユーバーレーベン（Ｍデムーロ）
逃げ・先行勢の一角に食い込むならこの馬でしょうか。札幌２歳Ｓではソダシの２着があるように、ゴールドシップ産駒で洋芝適性ありますし、ジャパンＣ６着など一線級のＧⅠでも大敗していません。ただ余り後ろ過ぎると展開的に厳しいと思うので、ある程度前目に付けておくことが必要と思います。
買い目：三連複６点 ⑩－③④⑪⑭
