なんとなく地味に映るＧⅢですが、近３年はダノンファンタジー、レシステンシア、メイケイエールと後の活躍馬を輩出しています。今回のメンバーを見てみると、なかなか取捨が難しく荒れそうな予感もしますが、本命は昨年のメイケイエールと同じシラユキヒメ一族、ソダシの全妹◎⑨ママコチャ（藤岡佑）にします。新馬戦８着から３走目の未勝利戦で勝ち上がりと時間を要していますが、段々と上向いてきた印象で前走の未勝利戦はなかなかいい勝ちっぷりでした。今回と同じ阪神千四で勝っていますし、ソダシの全妹だけにここは応援含めて期待したいです。
あとはもう何が来てもおかしくないのですが、穴っぽいところでナムラはナムラでも人気の無いほうの○③ナムラデイリリー（泉谷）はどうでしょうか。ロケットスタートが持ち味で、前走新馬戦を楽に逃げ切っています。１ハロンの距離延長は行けそうですし、内枠からスルスルっと逃げ粘りそうな気がします。阪神で勝っているのも強みです。
三番手は▲⑤ウォーターナビレラ（武）。前走中山マイルのサフラン賞では、アルテミスＳ３着のシゲルイワイザケを退けています。新馬戦と２走続けて先行して上り最速をマークしていますし、直線急坂の中山コースで勝っているのも買える要素です。ただ強いて言うと、過去２戦とも６番人気と低評価だったのが気になります。それでも普通に勝ちそうな気もします。勝ったらシルバーステート産駒の初重賞勝利ですね。
押さえの一頭目は△②ナムラクレア（浜中）。前走で小倉２歳Ｓを勝っているのは昨年のメイケイエールと同じで、その実績から言ったら普通に納得の１番人気です。ただ近２走が平坦の小倉千二であったことと、小倉２歳Ｓは外枠で展開の利もあったように思うので、果たして阪神千四の内枠でどうか、というのは気になります。絶対的に強くは無さそうなので押さえまで。
最後に△⑦スマートプレジール（松山）。前走新馬戦がダートなので人気がありませんが、この時期の２歳戦は前走ダートでも芝重賞で３着に入ったりします（今回出走しているアネゴハダも小倉２歳でそうでした）。この馬の新馬戦を見る限り圧勝でしたし、軽いダートだったので脚元が芝に替わっても走れそうに思います。鞍上がママコチャから乗り替わりの松山弘平というのも不気味です。
買い目：三連複６点 ⑨－②③⑤⑦
