ソダシの取捨が難しい一戦ですが、比較的馬券通の方ほどソダシを外しがち、と思いきや前日段階のオッズでは１番人気なので案外評価は五分五分といったところでしょうか。そういう自分は今回ソダシは外すことにしました。やはり砂のＧⅠを初ダートの３歳牝馬が勝てるほど甘くないのではないかと。ダートは格というのをこれまでも散々見てきましたので、ここはやはりダートで主流の馬たちを中心に考えます。
ということで本命は意外にも前日３番人気評価の、昨年覇者◎⑬チュウワウィザード（戸崎）にします。前走ＪＢＣクラシック３着からの臨戦は昨年と同じローテーション。ＪＢＣは久々ということもあって道中の脚色は今イチに映りましたが、それでも３着に来るあたり、やはり根性あるなと思いました。今回はその叩いた上積みと、中京千八へのコース替わり、鞍上も昨年勝利時から継続騎乗の戸崎騎手で盤石の態勢です。
相手本線は○⑥テーオーケインズ（松山）。前々走の帝王賞ではチュウワウィザードを始めオメガパフュームやマルシュロレーヌなど並み居る強豪馬を退けて勝利しており４歳馬の勢いを感じます。前走ＪＢＣクラシックは出遅れて道中脚を使わざるを得ない展開になったとはいえ、きっちり４着まで押し上げていますし、今回出遅れずにスムーズな競馬さえ出来れば、帝王賞の実力が再現されるのではないかと思います。
三番手は▲⑫クリンチャー（川田）。前走のみやこＳを１番人気で６着に敗れているので今回は人気を落としそうですが、ダート転向後の重賞で馬券圏外になったのは、その前走と昨年のチャンピオンズＣだけという堅実さから買いたいです。特に今回は鞍上が主戦の川田騎手に戻るのは大きなプラス要素と見ています。
次に△②カジノフォンテン（Ｍデムーロ）。前に行く馬ではインティの動向が気になるところですが、近走インティが先行していないことからすると、内枠からすんなりハナに立つのはこの馬かと思います。近２走は今ひとつの戦績ですが、その前は2100mの左回り川崎記念でオメガパフュームに逃げ勝っていますし、先行有利な中京の馬場で前残りがあるとすればこの馬に期待したいです。
もう一頭は△⑨オーヴェルニュ（福永）。近５走内で東海Ｓ、平安Ｓと２回中京のダート重賞を勝っている中京巧者です。その要素から言えば買い、なのですが、気になるのがどちらも重馬場で勝っていること。逆に良馬場では近走重賞で二桁着順が２回あり、中京巧者の要素の方が発揮されると良いのですが。
買い目：三連複６点 ⑬－②⑥⑨⑫
